コサラからの帰り道、巨大ブラックバス釣りで有名なエル・サルト湖（Presa El Salto)に寄りました。 コサラからは約４０ｋｍ、マサトランからは約１２０ｋｍです。
エル・サルト湖は、エロタ川にかかる巨大なダム湖です。 ダムは1980年代にできてフロリダバスが移入され、以来エル・サルト湖は巨大ブラックバス釣りの聖地として世界的に有名です。 シナロアには他にもバカラックダムやピカチョスダムなど、バス釣りで有名なダムがあります。 シナロアのダム湖はバスの生育に適していて、化け物サイズに育ちます。
エル・サルト湖は、荒野の真っ只中にありました。
今は乾季のさなかの渇水期なので、水位は低かったです。
着いたのが午後2時だったので朝の部は終わっていました。 釣り人たちはお昼寝中とのこと。 日が傾きはじめる3時半ごろから出漁するそうです。
ガイドの方にお話を聞きました。
エル・サルト湖のバスの産卵期は１～３月で、水位も適度に低いので釣りやすく、いちばん大物が上がっている。 先々週にアメリカのアングラーが12.5ポンドの化け物を釣った。 10ポンド越えは毎週何匹も釣れている。 やっぱり凄いですね。
入漁料は一人60ペソ（400円ぐらい）。 陸からでも釣れるが、ガイド付きのボートが確実だ。 マサトランにもエージェントがいて、送迎宿付きサービスがある。 ガイドは俺を指名してくれ、必ず釣らせるから。 バスは必ずリリース。 他にティラピアとアメリカナマズがいて（いずれも移入外来種です）、それらは持ち帰り自由。 欲しければバケツいっぱい持たせてやる。
でね、このガイドのおじさん、こんな大きな淡水エビを持っていました。 夕食用だそうです。 たぶんMacrobrachium americanum。 地元ではカウケ（Cauque)と呼ばれていて、これは在来種です。 ティラピア漁の網によく掛かるとのこと。 獰猛な外来種と共存して頑張ってるんですね。
あとね、このおじさんは湖底に沈んだ村の生まれだそうです。 40年あまり前のことで、我が家はこの辺りにあったはずだと。 水位が下がる春の今頃には村の遺物が露出する。 数百人の村が5つほどあったそうです。
古井戸もありました。
うわぁ、なんだかすごい宝物が沈んでいそうですね。 ああ、たぶんな、それから骸骨だってわんさかあると思うぜ、どうだ、ロープを付けて入ってみるか、俺が持っといてやるから。 うぬぬ…、ここはシナロアの荒野だもんね。 どなたか、宝探しにいらっしゃいますか？
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ロブスターは季節外れると美味しくないですね。
適度に塩気があった方が美味しいです。
平和なメキシコの青空ですね。
アメリカはケミカル関連の爆破だったり脱線あったりおかしいです。オハイオの脱線も早くに取材しようとしたジャーナリスト逮捕されたとか。